グリセリンで歯を磨くとエナメル質が失われるのか?
グリセリンとは?
グリセリンは歯磨き粉、石鹸、ローション、キャンドルなどに広く使用されている成分です。動物性脂肪や植物油から抽出され、保湿剤(保湿剤)として働き、空気中の水分を引き寄せて保持します。そのため石鹸やローションの保湿効果を高めるのに適していますが、歯磨き粉のベースとして使用されることも多く、歯の健康への影響については議論があります。
歯磨き粉に含まれるグリセリン
歯磨き粉に入っているグリセリンは、磨き上げた後に歯表面がツヤのある滑らかな感触になる原因です。この感触は「清潔感」を高め、舌で触れたときに滑らかさを感じさせます。ただし、油性のコーティングになるため、完全に洗い流すには20回以上のうがいが必要な場合があります。
グリセリンと歯への影響
グリセリンがエナメル質を直接削るわけではありませんが、油膜が歯に付着しやすく、長時間残ります。エナメル質は酸による損傷から歯を守り、感覚過敏や虫歯の予防に重要です。歯が再石灰化してエナメルを修復するには、歯表面が清潔でコーティングが無い状態が必要です。油膜が残るとカルシウムやリンなどのミネラルが吸収しにくくなります。
考慮すべき点
歯のケアに関してはさまざまな見解があります。米国歯科医師会(ADA)は、毎日の歯磨きに歯磨き粉を使用し、グリセリンは保湿目的で添加されていると説明しています。一方、歯科医師ジェラルド・F・ジャッド博士は『Good Teeth – Birth to Death』で、フッ素とグリセリンの併用に潜むリスクを指摘しています。そのため、グリセリン不使用の自然派歯磨き粉や、石鹸での歯磨きを選ぶ人も増えています。
