赤ちゃんの血便について

軽度の原因

  • アレルギー性大腸炎:乳糖やタンパク質に対する不耐症が原因で、母乳や人工乳に含まれる成分に反応します。便に鮮やかな赤い血の筋が見られます。母乳育児でも人工乳でも起こり得ます。母乳の場合は、母親が乳製品を食事から除くことで改善します。人工乳の場合は、大豆タンパク質に対する不耐症が多く、エレメンタルミルクへ切り替えることが推奨されます。

重度の原因

  • 腸重積(いちょうじゅうせき):離乳食の開始時期に起こりやすく、腸が一部他の腸にはさみ込まれることで炎症・腫脹し、腸閉塞や穿孔を引き起こす可能性があります。症状は波状の疝痛、汗、無気力、脱水、上部腹部や右側腹部にソーセージ様の腫瘤が触れることがあります。便は暗赤色でゼリー状、粘液を伴うことがあります。

治療法

  • 腸重積が疑われる場合、超音波・CT・特殊X線検査で診断が確定します。診断後は、バリウムまたは空気による浣腸で腸を元に戻す手技(整復)が試みられます。腸が破裂している場合は外科手術が必要で、閉塞部位の切除や腸管の一部切除が行われます。

留意点

  • 鉄剤の投与は便を黒色や血のように見せることがありますが、投与が終了すれば元に戻ります。また、赤い食用色素を含む飲料や食品も便が赤く見える原因となりますが、重篤な疾患を示すものではありません。

警告

  • アレルギー性大腸炎による血便は、腹痛・嘔吐・体重増加不良などの症状が伴う場合、必ず小児科医の診察・管理が必要です。

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