新生児の便秘対策とケア方法
症状
- 新生児は排便時に顔をしかめることがありますが、これは通常のことで心配は不要です。ただし、泣きながら排便する場合は便秘のサインです。
- 便秘の赤ちゃんは、便が乾燥して硬く、ピーナッツバターよりも固いことがあります。水分が多く柔らかい便とは対照的です。
自宅でできる対処法
- 授乳量を少し減らし、授乳回数を増やして赤ちゃんがミルクをゆっくり消化できるようにします。
- ミルク育児の場合、1日1回程度の追加の水(哺乳瓶に入れる)を与えて腸内の水分吸収を促します。
- ぬるめのお風呂でお腹をやさしくマッサージすると腸の動きが活発になり、排便が促されます。
- 赤ちゃんが排便時に苦しんでいるときは、仰向けに寝かせて膝を胸に近づける「スクワット」姿勢にすると楽になります。また、抱っこして重力を利用する方法も有効です。
医師による治療
- 便秘が頻繁に続く場合は、小児科医がグリセリン坐薬や処方下剤を使用することがあります。
- フラックスオイル(亜麻仁油)を医師の指示のもとでミルクに加えると、自然な緩下剤として効果があります。
考慮すべき点
- 母乳からミルクへの切り替えや、ミルクの種類変更は腸の動きを変えるため、数日間は便秘が起こりやすくなります。切り替えはゆっくり行い、必要に応じて小児科医に相談しましょう。
誤解
- 母乳育児の赤ちゃんはミルク育児の赤ちゃんよりも排便回数が少ないことがありますが、必ずしも便秘というわけではありません。
- ミルクに含まれる鉄分が便秘の原因になるという説は古く、現在の研究では鉄は赤ちゃんの成長に不可欠であるとされています。
注意点
- はちみつやコーンシロップは便秘の民間療法として使用しないでください。これらにはボツリヌス菌が含まれることがあり、乳児ボツリヌス症という重篤な感染症を引き起こす恐れがあります。
