Rh陰性の母親がRh免疫グロブリン未投与の場合、胎児はどうなるか
Rh不適合症の概要
母親がRh陰性で胎児がRh陽性の場合、妊娠中や分娩時に血液が混ざることがあります。この際、母体の免疫系がRh抗体を産生し、胎盤を通って胎児の赤血球を攻撃します。これが「Rh不適合症」または「胎児溶血性疾患(erythroblastosis fetalis)」です。
主な症状と合併症
胎児や新生児は以下のような症状を示すことがあります。
- 貧血:赤血球が破壊されるため、酸素運搬能力が低下します。
- 黄疸:赤血球崩壊産物のビリルビンが蓄積し、皮膚や眼球が黄色くなります。
- 重篤な場合、心不全、脳障害、または死に至ることがあります。
予防策
Rh陰性の母親には、妊娠28週頃とRh陽性児の出産後にRh免疫グロブリン(RhIg)を投与します。RhIgは母体循環に入ったRh陽性赤血球に結合し、抗体産生を防止します。
