おたふく風邪(ムンプス)の主な事実

おたふく風邪(ムンプス)は、主に唾液腺を侵す感染性ウイルス性疾患です。以下に主要なポイントをまとめました。

1. 病原体

ムンプスウイルスはパラミクソウイルス科に属し、はしかや副流感ウイルスと同じ仲間です。

2. 感染経路

感染者の唾液や鼻汁などの呼吸器飛沫を介して拡がります。直接接触や汚染された物品でも感染することがあります。

3. 潜伏期間

ウイルスに曝露してから症状が出るまで、通常は12〜25日です。

4. 主な症状

両側の耳下にある耳下腺(パロティド腺)が腫れ、これが典型的な症状です。発熱、頭痛、筋肉痛、倦怠感、食欲不振なども見られます。

5. 合併症

まれに髄膜炎、脳炎、膵炎、難聴などの合併症を起こすことがあります。

6. 診断

耳下腺の腫れと症状から臨床的に診断し、血清学的検査やウイルス培養で確定します。

7. 治療

特効薬はなく、安静、十分な水分補給、解熱鎮痛剤など対症療法が中心です。

8. 免疫

一度感染すると長期にわたる免疫が得られますが、稀に再感染する例も報告されています。

9. ワクチン接種

MMRワクチン(はしか・おたふく風邪・風疹)に含まれるおたふく風邪ワクチンは非常に効果的です。予防接種を受けていない子どもや成人は接種が推奨されます。

10. 集団発症

予防接種率が低い地域や未接種者が多い集団で、アウトブレイクが起こりやすく、学校閉鎖などの社会的影響もあります。

日常的に手洗い・うがいを徹底し、ワクチン接種を受け、症状があるときは外出を控えることで、感染拡大を防げます。

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