IUD(子宮内避妊具)は使用できますか?
IUD(子宮内避妊具)とは
IUDはT字型の小さなプラスチック製デバイスで、子宮内に挿入して避妊効果を発揮します。米国では主に「パラガード(銅IUD)」と「ミレナ(ホルモンIUD)」の2種類が使用され、1本で最大5年間効果が持続します。
IUDの作用機序
IUDは以下の方法で妊娠を防ぎます。
- 精子が卵子に到達するのを阻止する。
- 受精卵が子宮内膜に着床するのを妨げる。
パラガードは銅でコーティングされたプラスチック製で、月経周期に影響を与えません。ミレナはレボノルゲストレルを少量放出し、子宮頸部の粘液を濃くして精子の侵入を防ぎ、子宮内膜を薄くして着床しにくくします。どちらも排卵自体は抑制しません。
妊娠する確率
正しく挿入されたIUDでの妊娠率は極めて低く、パラガード・ミレナともに100人に1人未満の確率とされています。
注意点とリスク
IUD使用中に妊娠した場合、異所性妊娠(卵管妊娠)のリスクが通常より高くなります。妊娠が確認されたら、医師はIUDの除去を勧めますが、除去手術自体が流産の原因になることもあります。一方、IUDを残したまま妊娠を続けると、感染、ショック、早産、流産、さらには死亡のリスクがあります。
妊娠の可能性があるときの対処法
IUDを使用していて妊娠の疑いがある場合は、できるだけ早く医療機関を受診し、妊娠の有無を確認してください。
