家族が知っておくべきクローン病と潰瘍性大腸炎の基礎知識
クローン病と潰瘍性大腸炎とは
クローン病(Crohn’s disease)と潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis)は、炎症性腸疾患(IBD)と呼ばれる慢性疾患の代表的な2種類です。IBDは消化管に炎症と損傷をもたらし、長期にわたって症状が続きます。クローン病は口から肛門まで消化管のどこにでも炎症が起こり得ますが、潰瘍性大腸炎は大腸と直腸に限局します。
主な症状
- 腹痛
- 下痢(血便を伴うことも)
- 体重減少
- 倦怠感
- 発熱
治療法
主に炎症を抑える薬物療法が中心です。症状が重い場合や合併症があるときは、損傷した腸管を外科的に切除する手術が必要になることもあります。
日常生活でのポイント
- バランスの取れた食事を心がける
- 定期的な運動で体力を維持する
- 十分な睡眠を確保する
- ストレス管理を行う
- 喫煙や過度の飲酒は避ける
家族が知っておくべきこと
- IBDは感染症ではありません。誰かからうつることはありません。
- 完治は難しいですが、適切な治療で症状をコントロールし、充実した生活が可能です。
- 発症は10代後半から30代前半に多いですが、年齢に関係なく発症します。
- 治療は個々の症状や病態に合わせてカスタマイズされます。一律の治療法はありません。
- 合併症として以下が挙げられます:
- 腸出血
- 腸穿孔
- 狭窄(腸が狭くなる)
- 瘻孔(腸と他臓器の異常な連結)
- 皮膚症状
- 関節炎
- 眼症状
- IBDは大腸がんや小腸がんなど、特定のがんリスクを高めることがあります。
疑問や不安がある場合は、必ず主治医に相談し、適切なサポートと治療計画を立ててもらいましょう。
