父が介護施設に入ると、母が住み続ける家はどうなるか

父が介護施設に入る一方で、母が同じ家に住み続けるケースでは、所有権や今後の生活設計についていくつかの選択肢があります。

1. 両親の名義のまま維持する

最もシンプルな方法です。母はそのまま住み続けられ、所有権や登記に大きな変更はありません。ただし、将来的に売却や転居が必要になる可能性も考慮すべきです。

2. 父が所有権を母に移転する

父が判断能力を保っている場合、譲渡証書に署名して所有権を母に移すことができます。これにより母は全ての費用(住宅ローン、固定資産税、維持管理費)を負担することになります。

3. 共同所有(生存権付き)にする

共同所有(サバイバル権)を設定すれば、両者が共同で登記し、どちらかが亡くなると残された方が単独所有者となります。父が先に亡くなった場合、母が自動的に全権を取得できます。

4. 終身使用権(リースホールド)を設定する

父が生存中は所有権を保持し、母は父の死後に居住権を取得する形です。母は住むことはできても、所有に伴う責任は負いません。

5. 家屋を売却する

介護費用の資金が必要な場合、家を売却して現金化する選択肢もあります。売却価格が適正で、家族が今後の住居を確保できるなら有効です。

いずれの選択肢も、両親と金融アドバイザーと相談し、税務・法的影響を踏まえて最適な方法を決めることが重要です。

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