声帯の主な役割と機能

声帯の構造

声帯は軟骨と筋肉から成り、粘膜で覆われています。全体の約3分の2を筋肉が占め、V字形に折りたたまれた2枚のひだ(声帯ひだ)を形成します。

音声の生成

肺から上がる空気が声帯ひだに当たると、再帰性喉頭神経の指示でひだが閉じ、振動します。この振動が音波となり、話し声や歌声が生まれます。神経が障害されると声帯麻痺が起こり、ひだが動かず息漏れやしゃべりにくさが生じます。

飲み込み時の保護機能

食物が口から喉へ移動する際、声帯ひだが閉じて気道を遮断し、誤って食べ物が気管に入るのを防ぎます。ひだが正常に閉じないと窒息リスクが高まり、これを「声帯ひだ不動」と呼びます。

呼吸の調節

呼吸時には声帯ひだがV字形に開き、肺への空気の流入を許します。逆に呼気時にはひだが閉じて空気を外へ放出します。声帯ひだが開かない「声帯不全」や、片側だけが動かない「片側性声帯不全」、両側が動かない「両側性声帯不全」などが起きると、呼吸や発声に支障が出ます。

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