音韻障害の原因とは
音を出す構造的問題
発達性構音障害とも呼ばれ、舌、歯、口蓋、上顎など音声生成に関わる骨や筋肉の形態や構造に問題がある場合です。これにより特定の音が出しにくく、場合によっては全く出せません。外科的矯正と併せた言語療法で正常な発話が期待できます。
神経系の問題
別名ディスプラクシアやジスアーシアと呼ばれ、脳の異常や神経障害が原因です。細かな運動制御がうまくできず、音声筋肉の協調が困難になります。脳性麻痺などが代表的です。
原因不明のケース
発達性音韻障害は、聴覚や知能に問題がなく、解剖学的・生理学的・神経学的な異常も見られない場合に診断されます。全体のかなりの割合がこのカテゴリーに入り、原因はまだ明らかになっていません。
音韻障害の実態と考えられる要因
6〜7歳児の約2%、幼稚園児の約3%が音韻障害を示し、特に男児に多い傾向があります。兄弟に同じ障害がある場合や、母親の学歴が低い場合もリスクが高まります。
その他の影響要因
聴覚低下、貧困、母語が英語でないこと、地域アクセントや発音、音への曝露が限られることなども、障害の発現や誤診の要因となります。診断時には子どもの生活環境や背景を総合的に評価することが重要です。
