母親の胎内での赤ちゃんの発達段階

受精卵(Zygote)

受精卵は、男性の精子と女性の卵子が融合してできた単細胞の生物です。両親それぞれから1セットのDNAを受け継ぎ、受精後最初の1週間で急速に細胞分裂を繰り返し、複数の細胞へと増えていきます。

胚盤胞(Blastocyst)

受精卵が複数の細胞に分裂すると、胚盤胞と呼ばれます。受精から約10〜14日で子宮内膜に着床し、この時期に軽い出血(着床出血)を感じることがあります。胚盤胞は次第に二つに分かれ、ひとつは胎盤となり、もうひとつが胚(エンブリオ)として成長を続けます。

胚(Embryo)

胚盤胞が胚になる時期は医学的に統一されていませんが、一般的には受精後5〜12週とされています。胚の大きさは米粒ほどで、尾部があり足はなく、ややエイリアンのように見えます。この段階で心臓、肝臓、腎臓、肺の基礎が形成され始めます。

胎児(第二トリメスター)

妊娠3か月目が終わると、胚は「胎児」と呼ばれます。妊娠4か月目には心拍が測定でき、超音波検査で性別の判定が可能です。この頃、胎児は母体の心拍や外部の音を感知し始めます。妊娠5か月目に「胎動(quickening)」が起こり、母親は胎児の動きを初めて感じます。妊娠6か月目までに肺以外の主要な臓器が形成され、顔立ちも人間らしくなります。

胎児(第三トリメスター)

妊娠7か月目になると、胎児は医学的に「生存可能」と見なされますが、28週で生まれた場合の生存率は10〜20%にとどまります。8か月目は急速な成長と脳の発達が続き、9か月目には肺が成熟し出産の準備が整います。胎児は骨盤に降りて頭位で子宮口に向かい、いよいよ新しい命が誕生しようとしています。

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