不妊の原因は何ですか?
不妊の原因:女性側の要因
1. 無排卵:卵子が卵巣から放出されない状態です。ホルモンバランスの乱れ、甲状腺疾患、特定の薬剤が原因となります。
2. 卵管閉塞:卵子が子宮へ向かう通路である卵管が閉塞すると受精が妨げられます。骨盤手術後の癒着、子宮内膜症、クラミジア感染などが主な原因です。
3. 子宮内膜症:子宮内膜に似た組織が子宮外に増殖し、炎症や瘢痕を引き起こします。これが卵管を閉塞したり、受精卵の着床を妨げます。
4. 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS):ホルモン異常により排卵が不規則になり、卵巣に嚢胞ができやすくなります。
5. 子宮の形態異常:子宮筋腫、ポリープ、子宮中隔などの構造的異常は受精卵の着床や妊娠を阻害します。
6. 年齢:特に35歳以降、卵子の数と質が低下し、自然妊娠率が下がります。
不妊の原因:男性側の要因
1. 精子数の減少:精液中の精子数が少ない状態です。ホルモンバランス、遺伝、生活習慣、薬剤などが影響します。
2. 精子運動率の低下:精子が十分に泳げないと卵子に到達しにくくなります。
3. 精子形態異常:精子のサイズや形が正常でないと受精能力が低下します。
4. 勃起不全:性交に必要な勃起が得られない、または維持できない状態です。
5. 遮閉性障害:精管や射精管が閉塞するなど、精子の通り道が物理的に妨げられます。
その他の不妊原因
1. 原因不明不妊:カップルの約10〜15%で、検査でも明確な原因が特定できません。
2. 遺伝性疾患:男女ともに妊娠能力に影響を与える遺伝子異常があります。
3. 体重:極端な肥満や低体重はホルモン産生や排卵に悪影響を及ぼします。
4. 生活習慣:喫煙、過度の飲酒、慢性的なストレス、特定の薬剤は妊娠しやすさを低下させます。
5. 環境毒素:化学物質や環境汚染物質への曝露は精子形成や女性の生殖機能にダメージを与えます。
6. 基礎疾患:糖尿病、がん、甲状腺疾患などの慢性疾患は不妊のリスクを高めます。
不妊の原因が疑われる場合は、専門医に相談し、適切な検査と治療法について話し合うことが重要です。
