尿路感染症(UTI)は妊娠に影響しますか?
尿路感染症(UTI)と妊娠への影響
尿路感染症自体は妊娠能力に直接的な影響はありませんが、治療や合併症が間接的に妊娠しにくくなることがあります。
1. 抗生物質の使用
UTI治療に用いられる抗生物質は、感染菌を除去する一方で膣内の正常な細菌バランスを乱すことがあります。この変化は精子の生存率を低下させ、受精の確率を下げる可能性があります。
2. 子宮頸部粘液の変化
感染による炎症は子宮頸部粘液の性状やpHを変え、精子が子宮頸部を通過し卵管へ到達しにくくなることがあります。
3. 骨盤内炎症性疾患(PID)
UTIが未治療や再発を繰り返すと、骨盤内炎症性疾患(PID)に進展することがあります。PIDは子宮、卵管、卵巣など生殖器官に瘢痕やダメージを与え、不妊の原因となります。
4. 全身の健康状態
発熱、倦怠感、腹部不快感などUTIの症状は全身状態を悪化させ、性欲や性交渉の頻度に影響し、結果として妊娠機会が減少します。
5. ストレス
慢性的なUTIや症状への不安はストレスを引き起こし、排卵やホルモンバランスに乱れをもたらすことがあります。これも妊娠しにくくなる要因です。
UTIやその治療が妊娠に与える影響が心配な場合は、産婦人科や不妊治療の専門医に相談し、個別の状況に合わせたアドバイスや対策を受けることが重要です。
