前立腺の結節とは何か
前立腺は男性の生殖器系の一部で、精液の一部を生成します。直腸のすぐ前に位置しており、時に結節や腫瘤が形成されます。これらが癌かどうかを確認するためには検査が必要です。結節は形や大きさ、硬さがさまざまで、特定の形状やサイズだけで良性か悪性かは判断できません。
症状
前立腺の結節は自覚症状がほとんどなく、定期検診で初めて発見されることが多いです。結節が大きくなると尿道を圧迫し、排尿に影響が出ることがあります。頻尿や排尿困難、尿の出が悪い、尿が途中で止まる・または出が途切れるといった症状が現れたら検査が必要です。
また、排尿時の灼熱感や、勃起障害、射精時の痛み、下腹部や鼠径部の持続的な痛みも前立腺の異常を示すサインです。
検査
デジタル直腸診(DRE)は、指を直腸に挿入して前立腺の硬さや腫れを触診する方法です。前立腺は直腸に非常に近いため、最も手軽に状態を確認できます。
また、血液検査で前立腺特異抗原(PSA)濃度を測定します。PSAが4 ng/mL 未満であれば通常は正常とされますが、上昇している場合は追加の診断が必要です。
診断
PSAの上昇や前立腺肥大だけでは癌の確定診断はできません。確定診断は前立腺組織の生検で行い、針で採取した組織を顕微鏡で癌細胞の有無を確認します。癌が確認された場合は、骨シンチグラフィーやMRIなどで転移の有無を調べ、治療方針を決定します。
ゆっくり成長するが危険な癌
前立腺癌は成長が遅いものの、米国癌学会の統計では2010年に約32,500人が死亡しています。多くの男性が恥ずかしさから受診を避けがちですが、定期的な検査は早期発見・治療に繋がり、命を救う可能性があります。
