前立腺がんの検査と診断
前立腺がんは初期症状がほとんどなく、気付かないうちに進行することが多いです。前立腺特異抗原(PSA)検査は、病気を早期に発見できる有力な手段です。
検査の推奨事項
米国がん協会(ACS)は、前立腺がんのリスクがある50歳以上の男性に対し、年に一度のPSA検査を推奨しています。主なリスク要因は家族歴です。
PSA検査とは
血液中の前立腺特異抗原の濃度を測定する検査です。PSA値が高いと、がんの可能性や他の前立腺疾患が示唆されます。
直腸指診(DRE)
PSA検査と同時に、医師が指で直腸内の前立腺を触診し、異常の有無を確認します。
PSA基準値の目安
- 60歳未満:3 ng/mL 以下
- 60〜69歳:4 ng/mL 以下
- 70歳以上:5 ng/mL 以下
個人差がありますが、これらの数値を超える場合は追加検査が必要です。
追加検査と画像診断
PSA値が高い場合は専門医を受診し、以下の検査を実施します。
- 前立腺超音波検査(経直腸超音波)
- 必要に応じて前立腺生検
さらなる精密検査
超音波や生検で異常が認められた場合、がんの進行度や転移の有無を評価するために次の検査を行います。
- 骨シンチグラフィー
- X線検査
- 磁気共鳴画像(MRI)
検査結果に基づき、医師が治療方針を説明します。
