男性に現れる甲状腺機能低下症の主なサインと症状
甲状腺機能低下症(低下甲状腺)は、甲状腺が十分なホルモンを分泌しない状態です。女性に多いとされていますが、男性でも症状が現れ、見過ごされがちです。症状は徐々に現れ、加齢やうつ、慢性疲労と勘違いされることがあります。代謝が低下することで、男性の健康にさまざまな影響を及ぼします。
疲労感
エネルギー代謝を司る甲状腺ホルモンが不足すると、常にだるさや倦怠感を感じやすくなります。仕事や日常生活での体力が著しく低下することがあります。
便秘
甲状腺ホルモンが腸の蠕動運動を促すため、機能低下により消化管の動きが遅くなり、便秘が起こります。重症例では腸の動きがほぼ停止することも報告されています。
体重増加
代謝が低下すると、食事から摂取したカロリーが消費されにくくなり、特に理由のない体重増加が見られます。
心臓への影響
甲状腺ホルモン不足は心拍数を減少させ、心筋の収縮力を弱めます。その結果、運動時の息切れや全体的な心機能低下が起こります。
寒さに対する不耐性
体温調節がうまくいかず、冷たい環境に対して過敏になります。重症例では低体温症や意識喪失に至ることがあります。
皮膚・髪・爪の変化
乾燥した肌や顔のむくみ、髪や爪の脆さが現れます。発汗が減少するため、皮膚が乾燥しやすくなるのが主な原因です。
これらの症状が複数当てはまる場合は、内分泌科や一般内科で甲状腺機能検査を受けることをおすすめします。適切な治療により、症状は改善できます。
