男性のテストステロン低下の主な原因とは?
低テストステロン(男性更年期)の主な原因
1. 性腺機能低下症(Hypogonadism)
性腺機能低下症は、体が十分なテストステロンを産生できない状態です。先天的に生まれつきの場合や、感染・外傷などで後天的に起こることがあります。治療法としてテストステロン補充療法が用いられます。主な症状は、性器の発育不全、筋肉量の減少、体毛・陰茎・精巣の成長障害、不妊、勃起障害などです。
2. 外傷による障害
陰嚢や精巣が外傷を受けると、テストステロンの産生が低下します。片側の精巣だけが損傷した場合、もう一方が正常に機能することもあります。
3. 男性更年期(Andropause)
男性更年期は、女性の閉経に相当し、加齢に伴うテストステロンの徐々な低下が特徴です。年齢とともにホルモンレベルは変動し、徐々に減少します。
4. おたふく風邪による精巣炎(Mumps Orchitis)
おたふく風邪ウイルスが精巣に炎症を起こすと、思春期や成人期に発症した場合、テストステロン産生が低下することがあります。予防接種により発症リスクは大幅に減少します。
5. クラインフェルター症候群(Klinefelter's Syndrome)
クラインフェルター症候群は、男性の細胞に余分なX染色体(XXY)が存在する先天性疾患です。身体的・言語的発達に影響し、テストステロン産生が低下するため不妊になりやすいです。
6. がん治療の影響
化学療法や放射線療法は、精巣の間質細胞を損傷し、一時的または永続的にテストステロンレベルを低下させます。多くの場合は細胞が回復しますが、永久的な障害になることもあります。
7. 先天性ホルモン異常
黄体形成ホルモン放出ホルモン(LHRH)や性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)の欠乏は、テストステロン産生の低下を招きます。
