月経過多(メノラジア)とは?重い月経の原因と対策
月経過多(メノラジア)とは
月経過多は、月経出血が過度に多い、または長期間続く状態を指す医学用語です。生殖年齢の女性の約20%が経験すると言われています。
主な症状
- 1時間ごとにパッドやタンポンが1枚以上浸るほどの大量出血が数時間続く
- 出血が7日以上続く
- 仕事や学業に支障をきたすほどの出血
- 25円硬貨より大きい血餅ができる
- 疲労感、倦怠感、息切れ、めまい、立ちくらみ
- 月経痛が強い
原因
月経過多はさまざまな要因で起こります。
- エストロゲン過剰やプロゲステロン不足などのホルモンバランスの乱れ
- 子宮筋腫(良性腫瘍)
- 子宮内膜症(子宮内膜組織が子宮外に増殖)
- 子宮腺筋症(子宮筋層に内膜組織が侵入)
- 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
- 骨盤炎症性疾患(PID)
- 甲状腺機能異常
- 血液凝固障害
- 子宮がんや子宮頸がんなどの悪性腫瘍
診断方法
医師は症状と身体診察を基に診断し、必要に応じて以下の検査を行います。
- ホルモン値測定の血液検査
- 子宮・卵巣の状態を確認する超音波検査
- 子宮内膜の組織を採取する子宮内膜生検
治療法
原因に応じて治療法が選択されます。
- ホルモン調整薬(経口避妊薬、プロゲステロン錠など)
- 子宮筋腫や子宮腺筋症の外科的除去
- 子宮内膜焼灼術(子宮内膜を除去)
- 子宮内膜切除術(内膜の表層を切除)
- 子宮全摘出術(子宮を完全に除去)
予防と生活習慣のポイント
確実な予防法はありませんが、リスクを下げるために次のことが有効です。
- 適正体重の維持
- バランスの取れた食事
- 定期的な運動
- ストレス管理
- 禁煙
- 過度な飲酒を控える
まとめ
月経過多は生活の質を大きく低下させますが、適切な診断と治療により症状を軽減できます。気になる症状がある場合は、早めに医師に相談し、最適な治療法を選びましょう。
