10代の飲酒がもたらす脳・心・行動への影響

2003年の米国医学会(AMA)報告によると、米国のティーンエイジャーが初めてアルコールを口にする平均年齢は12歳です。また、10代の約20%が一度に4杯以上飲む「ビンジドリンキング」を行っています。新たな研究は、10代の飲酒者が成人に比べてはるかに大きな生理的損傷を受け、その一部は永久的であることを示しています。

アルコールと10代の脳

医学研究はまだ始まったばかりですが、初期の結果は憂慮すべきものです。飲酒するティーンエイジャーの海馬(記憶と学習を司る部位)は、非飲酒者に比べて約10%小さくなることが確認されています。思春期は脳が急速に成長・発達する時期であり、アルコールが成人の成熟した脳よりも深刻なダメージを与える余地があります。

このサイズ減少は不可逆的で、集中力や学業成績に悪影響を及ぼします。飲酒ティーンは、飲まない同年代に比べて学歴取得年数が少ない傾向があると指摘されています。

感情面への影響

AMAの調査によれば、アルコール乱用を行う10代はうつ病や不安、さらには自殺念慮を抱えるリスクが大幅に高まります。さらに、アルコールが感情障害の症状を隠す手段として使われることがあり、診断や治療が困難になるケースが増えています。

自殺に関しては、血中アルコール濃度が高い状態で自殺を試みるケースが多く報告されています。特に、重度の飲酒をする8年生の女子は、飲酒しない同年代と比べて自殺未遂の報告が3倍以上に上ります。

アルコールとリスク行動

思春期のリスク志向は酔うことでさらに増幅します。飲酒するティーンは性行為の頻度が高く、保護具なしの性行為や見知らぬ相手との性交、性的暴行の加害者・被害者になるリスクが上昇します。

また、未成年の飲酒が関与した自動車事故で毎年2,000人以上の若者が命を落としています(ロクサーヌ・ドライデン=エドワーズ博士)。

その他の懸念点

成人と異なり、10代の飲酒はマリファナなど他の薬物と同時に使用されるケースが多いです。過度の飲酒を報告するティーンは、他の薬物使用率も著しく高くなる傾向があります。

十代の薬物乱用 - 関連記事