なぜ麻薬は瞳孔を収縮させるのか?
はじめに
多くの麻薬は瞳孔を拡大させますが、ヘロイン、モルヒネ、オキシコドンなどのオピオイド系麻薬は例外的に瞳孔を縮小させます。
オピオイドが瞳孔を縮小させる仕組み
オピオイドは脳内のオピオイド受容体に結合し、副交感神経系を刺激します。副交感神経はアセチルコリンなどの神経伝達物質を放出し、虹彩の筋肉(瞳孔括約筋)を収縮させます。その結果、瞳孔は小さくなります。
この現象は「ミオシス(瞳孔収縮)」と呼ばれ、臨床現場ではオピオイド過剰摂取の判断材料のひとつとなります。
まとめ
要するに、ほとんどの麻薬は瞳孔を拡大させますが、オピオイド系は副交感神経を活性化し、瞳孔を収縮させる特徴があります。
