薬物乱用防止のための取り組み
「薬についての話」を避ける
反抗期の子どもは講義のような話をすぐに察知し、無視する能力に長けています。たとえ聞いても反感を抱くことが多く、逆効果になることがあります。薬については日常の会話の中で自然に伝えるようにしましょう。たとえば、テレビのニュースで大手タバコ会社が巨額の賠償金を支払ったという報道があれば、子どもに「タバコ会社は人の健康を害する製品を売っていたため、巨額の訴訟を起こされたんだ」と説明します。
子どもが質問や意見を自由に言える雰囲気を作り、特に学校や友人関係で薬が提供された場合に話しやすい環境を整えましょう。
子どもを忙しくさせる
退屈は薬物使用の温床です。長い夏休みや放課後の時間に子どもがひとりで過ごすと、ゲームやテレビだけでは退屈を解消しきれません。スポーツやクラブ活動、趣味などに参加させ、外出時(自転車など)には行き先を把握し、携帯電話で常に連絡を取るようにしましょう。
友人とその親を知る
子どもの周囲にいる友人とその親を把握することは非常に重要です。親同士で集まり、アルコールの大量保管やパーティー、薬物使用のリスクについて情報交換を行いましょう。思いがけない事実が聞けることもあります。
すべての保護者が子どもの薬物乱用防止に協力する姿勢を持つことが大切です。
ティーンの自尊心を育む
子どもやティーンは互いに厳しい言葉を投げがちですが、自己肯定感を高めることで薬物乱用を防げます。子どもが何か成果を上げたときは具体的に褒め、失敗したときは「行動」を批判し「子ども」その人を否定しないようにしましょう。「芝刈り機でホースを踏んだのは危険だったね」など、行為に焦点を当てた指摘が効果的です。
家族のルールを作る
幼少期から家族の重要性と、他の家族と比較せずに守るべきルールがあることを教えます。ルールは明確にし、具体的な罰則を設定し、必ず実行します。もちろん、保護者自身も同じルールを守る姿勢が求められます。
サインを見逃さない
どんなに良い親でも、子どもが薬物に手を出すことを完全に防げるわけではありません。子どもが飲酒や薬物使用をしたからといってすぐに失敗したとは言いませんが、問題が見つかったときに放置してはいけません。
子どもの性格や行動の変化に敏感になり、異常なサインが現れたら早めに専門家に相談しましょう。
