乳児・幼児の口と顎のトレーニング活動
早期介入専門家、言語療法士、保護者は、口・顎・舌・顎関節の筋肉を鍛える活動を行うことで、子どもの口腔運動機能を向上させることができます。飲み込みに問題がある子どもには食べ物や飲み物を使った練習は避け、痛みや不快感を伴わないようにしてください。1日5〜10分程度、短時間で行うのが効果的です。
ブロー(息を吹く)
息を吹く動作は音声生成に必要です。赤ちゃんや幼児は、入浴時に石鹸の泡を吹いたり、バブルワンドで泡を作ったりして練習できます。また、カズーやハーモニカ、ホイッスルに息を吹き込むことも有効です。
ストロー(吸う)
吸う動作は音声形成に重要です。幼児はストローを使って液体を吸う練習をします。最初は水やジュースなどの薄い液体から始め、口腔運動が上達したらミルクシェイクやヨーグルトなどの濃い液体に移行します。
舌押し
舌圧迫器具(舌圧子やスプーン)を使い、子どもは舌を前に突き出し、器具を舌の中心に当ててできるだけ強く押し込みます。5秒間保持し、リラックスを繰り返し、6〜8回を1セットとし、左右の舌でも行います。
舐める
濃いシロップやチーズスプレーでプレートに顔や形を描き、子どもに舐め取らせます。年少の幼児には文字や数字を描き、名前を言わせると効果的です。透明なプラスチック皿を使用すると舐め方の観察がしやすくなります。さらに、紙コップにチーズスプレーやマシュマロフラッフを入れ、舐め取らせる練習や、アイスクリーム・ヨーグルトを舐めることで舌と口の筋肉を鍛えます。
唇のトレーニング
ピーナッツバターやマシュマロフラッフを子どもの唇に塗り、舐め取る動作で舌と唇のコントロールを強化します。また、唇に氷を当てて笑顔を作らせると、唇の筋肉だけを鍛えることができます。
顎の筋肉
大人が子どもの顎をやさしく閉じさせ、子どもは口を開こうとします。抵抗を与える際は痛めないように注意し、5秒間保持してからリラックスします。3〜5回の繰り返しで顎の筋肉が鍛えられます。
顎先の横滑り
子どもは顎先(顎の下)を左右に動かす練習をします。好きな歌やゲームに合わせて行うと楽しく続けられます。顎が強くなるにつれて、大人が顎先に軽く圧をかけて抵抗を加えると、さらなる筋力向上が期待できます。
