ヘパリンのIU(国際単位)とは?

ヘパリンは血液の凝固時間を延長させる抗凝固薬で、静脈・動脈・肺の血栓の治療・予防に使用されます。服用中は出血に注意が必要です。

適応疾患

  • 肺塞栓症、深部静脈血栓症、心筋梗塞、狭心症などの治療に第一選択薬として使用されます。
  • ヘパリンロックやポートなどの静脈アクセスデバイスの閉塞防止にも利用されます。

国際単位(IU)とは

ヘパリンはミリグラムではなく国際単位(IU)で測定されます。1 IUは、1 mlの全血の凝固時間を3分延長させるのに必要な量と定義されています。

他の薬剤との単位比較はできません

ビタミンEなど他の薬剤もIUで測定されることがありますが、薬剤ごとに基準が異なるため、直接的な換算はできません。

濃度の違い

ヘパリンは濃度が異なる製剤があり、mlあたりのIU数で表示されます。例として、10 IU/ml、100 IU/ml、5,000 IU/ml などがあります。投与量は体重に基づいて計算されます。

ラベル確認の重要性

小児では主に10 IU/ml、成人では5,000 IU/ml が使用されます。同じ1 mlの注射でも投与量が大きく異なるため、ラベルと処方を必ず二重チェックしてください。ミスは致命的です。

有効性の変化

2007・2008年にヘパリンの汚染問題が発覚し、米FDAは2009年10月からヘパリンの有効性を約10%低下させました。そのため、処方は新しい製剤に合わせて調整されることがあります。

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