同化作用:生命の構成要素を理解する
同化作用とは
同化作用(アナボリズム)は、カタボリック(分解)プロセスとは対照的に、小さな単位から大きな分子を合成する生体反応です。例えば、アミノ酸からタンパク質を合成する過程が同化作用です。
生化学における同化作用の位置付け
生化学の分野では、同化作用は「生合成(バイオシンセシス)」と同義語として用いられます。
同化反応はエネルギーを必要とし、同じ細胞や生体内でエネルギー供給源となるカタボリック反応と連携しています。エネルギーを消費してより複雑な分子を作り出す一方で、カタボリック反応は複雑な分子を分解し、化学エネルギーを放出します。
「同化」と「抗カタボリック」の対比例
場合によっては「同化」という語は「抗カタボリック」と対比して使われます。例えば、筋肉や骨の発達を促進する合成ステロイド(テストステロンやトレンボロンなど)は「同化ステロイド」と呼ばれます。一方、クレンブロテロールのように組織の分解を防止・遅延させるだけで直接的に構築はしない薬剤は「抗カタボリックステロイド」と呼ばれます。
語源
「anabolic」という語は、ギリシャ語の anabole (αναβολή)、すなわち「持ち上げる」「隆起する」から派生し、「構築されるもの」という意味です。
