身体評価における用語と手技のポイント
身体評価を行う際に適切な用語を使用すると、結果が誰にでも分かりやすくなります。また、統一された言葉遣いは、他の医療従事者が変化に気づきやすくなる指標にもなります。例えば、最初の評価で正常な心音が聞こえ、次の評価で心音がくぐもっていると判明した場合、迅速に対応策を講じることができます。
手技
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聴診(auscultation)は、聴診器を用いて体内の音を確認する基本的な手技です。腹部を触診(palpation)する際は、指先で優しく圧迫しながら感触を確かめます。打診(percussion)は、肺の上で軽く叩くことで音の違いを評価します。患者はFowler姿勢(ベッドの頭部を約45cm持ち上げた仰向け)や背臥位(背中を下にして脚を曲げ、足は平らに置く姿勢)で評価されることが多いです。
聞こえる音
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各部位には固有の音が存在します。 聴診時に聞こえる音は部位ごとに特徴があります。肺音は、柔らかくさざめくような「肺胞音(vesicular)」「気管支音(bronchial)」「気管支肺胞音(bronchovesicular)」のいずれかで表現されます。また、ひび音(rales)、喘鳴(wheezes)、ロンカイ(rhonchi)などの異常音も聞き分けます。腸音は軽いチリンとした音で、過活動(hyperactive)、低活動(hypoactive)、無音(absent)に分類されます。心音は最低でも2つの音があり、はっきり聞こえることもあればくぐもって聞こえることもあります。
目に見える所見
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視診では、血腫(hematoma)や打撲痕、裂傷などを確認します。青斑(ecchymosis)は皮下出血による紫色の痕です。皮膚張力(turgor)を評価し、つまんだ皮膚がすぐに元に戻るかを観察します。拍動性腫瘤やしこり、浮腫(edema)も見逃さないようにします。
触覚で感じること
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触診では、筋肉のひきつり(fasciculation)や筋緊張の変化を感じ取ります。筋萎縮、筋肥大、過緊張(hypertonicity)や痙縮(spasticity)などは指先で評価できます。腹部を触診する際は、硬さ、筋抵抗、拍動など、視覚では捉えにくい所見を確認します。
