共免疫沈降(Co‑IP)プロトコル

共免疫沈降(Co‑IP)概要

Co‑IPは、タンパク質間相互作用を解析するために広く用いられる手法です。まず、目的タンパク質に特異的な抗体を細胞抽出液に添加し、抗体‑タンパク質複合体を形成させます。次に、Protein AまたはProtein Gを結合したシフェアロースビーズで複合体を捕捉し、洗浄します。最後に、精製したタンパク質バンドをシークエンス解析またはウェスタンブロットで同定します。

一般的な手順

手順は大きく3つに分かれます。

  1. 作業工程:実験を最短時間で完了させるための流れ。
  2. 実験上の留意点:バッファー選択やビーズの種類など。
  3. トラブルシューティング:問題が起きた際の対処法。

具体的な手順

1. 培養細胞の準備と抽出液の作成
2. 抗体添加とインキュベーション
3. Protein A/Gビーズでの免疫沈降
4. 洗浄とエリュート
5. 目的タンパク質の検出(ウェスタンブロットまたは質量分析)

留意点

  • 抽出前のプレクリーニング(細胞破砕や遠心)
  • バッファーのpHと塩濃度の最適化
  • Protein AとProtein Gのどちらを使用するかは抗体の種に依存

トラブルシューティング例

  • タンパク質が検出できない → 抗体濃度やインキュベーション時間を見直す
  • 抗体がタンパク質に結合しない → 抗体の保存状態やフラグメント化を確認
  • 非特異的結合が多い → ビーズのブロッキングや洗浄条件を強化

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