Joint Commission(共同委員会)による口頭医師指示の作成手順

概要

Joint Commission(旧称Joint Commission on the Accreditation of Healthcare Organizations)は、米国の民間団体で、メディケア・メディケイドサービスセンター(CMS)と連携し、病院や医療機関の認定を行っています。認可機関ではありませんが、患者ケアと組織運営に関する高い基準で業界の指標となっています。Joint Commissionは、医療機関における口頭医師指示(verbal orders)の使用方法とタイミングについてガイドラインを示しています。

口頭指示の作成手順

  1. 口頭指示の使用はできるだけ避ける

    Joint Commissionは口頭指示の利用を推奨していません。医師と直接書面でやり取りできない場合は、FAXやメールでの指示取得を検討してください。口頭指示はミスや法的リスクを増大させます。

  2. 可能な限り医師と直接会話する

    口頭指示を受ける際は、第三者を介さずに医師本人と直接話すようにします。医師が看護師Aに指示し、看護師Aが看護師Bに伝える形になると、誤伝達の危険が高まります。

  3. 指示内容を書き留め、医師に読み上げて確認する

    指示をメモしたら、医師にその内容を読み返してもらい、正確性を確認します。Joint Commissionはこの確認プロセスを重要視しています。

  4. 医師の修正・追加を反映し、再度確認する

    医師からの修正や追加指示があればすぐに反映し、最終版を再度読み上げて承認を得ます。

  5. 最終指示を患者カルテに即時入力する

    日時を明記し、Joint Commissionが禁止している略語は使用しません。誤解を招く略語のリストはJoint Commissionのリソースで確認できます。

  6. 上司(看護部長等)に内容を確認してもらう

    実施前に上司に書面を見せ、問題があれば上司同席のもとで医師に再確認の電話を入れます。

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