米国で健康情報技術の導入が遅れる理由
米国の医療情報技術(Health Information Technology、HIT)は、医療費が他の西側諸国よりもはるかに高いにもかかわらず、他国に比べて著しく遅れをとっています(Healthcare IT News)。
考慮すべき点
- 導入コストが最大の障壁です。2009年3月にNew England Journal of Medicineに掲載された調査によると、全病院で電子記録に切り替える費用は、小規模病院で平均2,000万ドル、大規模病院では最大2億ドルに達します。
誤解と抵抗
- 医師側の抵抗も大きな要因です。医師は導入コストや新システムの習熟難易度、複数のプログラムを併用する煩雑さを理由に挙げています。
システムの互換性不足
- 標準化されたソフトウェアやプラットフォームが存在しないため、医療機関や部門ごとに異なるシステムが使われ、情報の統合が困難です。その結果、患者ケアに影響を及ぼすミスや見落としが発生しやすくなります。
