モビリティスクーターの電源要件とバッテリー選び

電源の種類

米国で販売されているモビリティスクーターはすべて電動です。DC永久磁石モーターを、充電式バッテリーで駆動します。平坦な屋内外のタイルや舗装面での断続的使用を想定したモデルは、12Vバッテリー1本で走行する3輪タイプが一般的です。一方、屋内外の凹凸のある場所で日常的に使用するモデルは、より強力なモーターを搭載し、12Vバッテリー2本を直列に接続して24V電圧を供給します。3輪・4輪のいずれの構成もあります。

ディープサイクルバッテリーの必要性

モビリティスクーターの電源には、深放電型(ディープサイクル)鉛酸バッテリーが適しています。これらは低電流で長時間にわたり安定した出力を維持でき、繰り返し放電・充電が可能です。自動車や船舶用バッテリーは高電流で短時間の始動を目的としているため、スクーターのように頻繁に放電すると寿命が著しく短くなります。

バッテリーの種類

スクーターのバッテリーは、機種やメーカーによりサイズ・容量が異なりますが、最も一般的なのは鉛酸ゲルセルバッテリーです。メンテナンスは充電のみで済み、漏液や爆発のリスクが低い点が特徴です。ただし価格は1個あたり約125ドルと高価で、専用の充電器が必要です。

ウェットセルバッテリー

他にも、安価で耐久性のあるウェットセル(液体)鉛酸バッテリーがありますが、定期的に水位をチェックし、補充する必要があります。密封されていないため、液漏れやガス発生による爆発の危険があります。これらの欠点を緩和したのがシールド(密封)鉛酸バッテリーで、価格はゲルセルとウェットセルの中間です。メンテナンスフリーで、漏液や爆発のリスクも低減されています。

多くのメーカーは本体価格にバッテリーを含めず、購入者が予算や使用環境に合わせてバッテリーを選択できるようにしています。

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