カリフォルニア州の医療法概要

医療保険は複雑で分かりにくいテーマです。そのため、州や連邦機関が定める法律を正しく理解することが重要です。米国保健福祉省(U.S. Department of Health and Human Services)や1996年制定の医療保険の携行性と責任に関する法律(HIPAA)に準拠しながら、カリフォルニア州は住民を保護するための堅固な法制度を整えています。

継続的な診療、セカンドオピニオン、紹介・情報提供

患者は初診時に医師との診療関係が築かれますが、カリフォルニア州の法律により、必要に応じて他の医療提供者や専門医への紹介を受ける権利があります。また、治療方針や手順について医師と十分に話し合うことができます。セカンドオピニオンが必要な場合、保険会社は3日以内に承認を行わなければなりません。

インフォームド・コンセント(説明と同意)

治療を受ける前に、患者は自らの病状や治療内容、リスク・ベネフィットを医師から説明してもらい、理解する権利があります。代替治療の有無や、治療を拒否する選択肢についても質問でき、治療を断る権利も法律で保障されています。

医療記録と機密保持

医療記録には個人情報が多数含まれるため、厳格な機密保持が求められます。患者が許可した者以外が記録にアクセスすることはできません。無断で情報が漏洩した場合、患者は加害者に対して訴訟を提起できる権利があります。また、患者は自身の医療記録を請求でき、医師側は書面による請求を受けた日から5日以内に全記録を提供しなければなりません。

緊急医療の提供

財政状況や保険の有無に関わらず、カリフォルニア州の居住者は緊急医療施設での治療を受ける権利があります。生命・身体機能が危機に瀕している場合は緊急とみなされ、安定化後は病棟へ転院することが可能です。退院または転院の際、救急部門はその理由を文書で患者に提示しなければなりません。

既往症(プレエグジスティング・コンディション)に対する保険カバー

保険会社は、健康状態、既往症、遺伝情報、障害を理由にカリフォルニア州民の保険加入を拒否できません。患者が過去18か月以上継続して保険に加入していた場合、保険加入権が保障されます。既往症については、通常6〜12か月の待機期間が設定されますが、診断後に新たなプランへ加入した場合は、この期間の一部または全部が免除されることがあります。妊娠や新生児のケアは既往症に含めることができません。

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