臓器提供の実情と手続き
臓器提供がもたらす命のチャンス
臓器を提供すれば、他の人に第二の人生を与えることができます。メイヨークリニックによると、毎日約80人が臓器移植を受けていますが、適合する臓器が見つからずに待ち続けている人は何千人もいます。臓器提供者になることで、命を救うことができるのです。
1. 書類の準備と手続き
- 臓器提供カードを持つ、または運転免許証に提供意思を記入する。
- 州ごとに手続きが異なるため、医師や病院、弁護士に確認し、希望が確実に実行されるようにしましょう。
- 家族にも事前に意思を伝えておくと、臓器提供が実現しやすくなります。
- 提供に関する書類のコピーを医師に渡し、診療記録に添付してもらいましょう。
2. 臓器の使用期限とマッチング
- 臓器は摘出前に受取人とマッチングされますが、手術が行われるまで実際に使用できるかは確定できません。
- 摘出後の使用期限は臓器ごとに異なります。
- 心臓・肺:最大6時間
- 肝臓・膵臓・腸:24時間以内
- 腎臓:48時間以内
- 移植に適さない場合は、研究目的での提供が可能です。その際は遺族の書面による同意が必要です。
3. 年齢は関係ない
- 臓器提供に最低年齢は設定されていません。重要なのは臓器の状態です。
- 医師が適合性を判断します。18歳未満の場合は保護者の同意が必要です。
4. 生体提供者について
- 死亡しなくても臓器の一部を提供できます。米国の OrganDonor.gov のデータでは、年間約6,000件の生体提供が行われています。
- 主に親族や親しい友人間で行われ、腎臓や肝臓・膵臓・腸の一部を提供します。
- 提供者は18歳以上で健康状態が良好であることが条件です。手術を受けるため、一定のリスクは伴います。
5. 葬儀への配慮
- 臓器提供をしても、遺族はオープン・カーテン(開放)葬儀を行うことが可能です。
- 遺体は服を着せて葬儀に出すため、臓器が提供されたことは外見からは分かりません。
- 目を提供した場合は人工の眼球が装着され、まぶたは閉じられます。骨を提供した場合は、骨が外れた部分に金属棒が入れられます。皮膚提供の場合は、背中の薄い層だけが除去されます。
