看護師配置を測る5つの方法
病院や保険会社、行政機関、市民団体は常に医療の現状を把握し、改善策を探しています。看護師の配置は患者ケアの質に直結する重要な要素ですが、測定方法は一つに絞れません。ここでは、看護師配置を多角的に評価するための5つの指標をご紹介します。
測定手順
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1. 看護師‑患者比率の算出
特定の病棟や部門の患者数をカウントし、当番看護師数で割ります。比率が低いほど、1人の看護師が担当する患者が少なく、ケアの質が向上するとされています。
しかし、シフト中に患者の入退院があるため、実際の担当患者数は比率だけでは把握しきれません。
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2. 看護師の業務負荷(稼働率)を測定
業務負荷の測定式は一様ではありませんが、看護師の勤務時間のうち直接患者ケアに費やす割合を算出します。カナダ保健サービス研究財団(2004年)の調査によれば、稼働率が85%を超えると、コスト増大やケア品質低下のリスクが高まります。
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3. 看護師の定着率を調査
人事記録から各看護師の勤務開始年月を確認し、在職年数の中央値(または平均)を算出します。定着率が高いほど、配置の安定性が高まります。
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4. フルタイム換算(FTE)数の算出
FTEは通常、週40時間勤務を1.0とします。たとえば週36時間勤務の場合は0.9 FTEです。近年は12時間シフトが増えたため、週36時間を1.0 FTEとする施設もあります。FTEを集計すれば、目標人数との乖離が明確になります。
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5. 総看護師人数の把握
パートタイムや臨時(デイペム)看護師を含め、給与支払対象の全看護師数をカウントします。FTEとは別に、実際のヘッドカウントとして管理します。
以上の指標を組み合わせて定期的に評価すれば、看護師配置の最適化と患者ケアの質向上に繋がります。
