軽量車椅子の概要と選び方
歴史
車椅子と車輪は人類最古の発明の一つです。最古の記録は紀元前530年のギリシャの壺に描かれた、車輪付きのベッドに横たわる子供の姿です。中国では525年頃の銅版画に車輪付きの椅子が描かれています。1655年、時計職人で下半身麻痺のスティーブン・ファーフラーが自走式車椅子を発明しました。1916年にロンドンで初の電動車椅子が製造され、軽量車椅子はその後に登場しました。最初の軽量車椅子はインドのリードで作られ、重量は約58ポンド(約26kg)でした。
メリット
軽量車椅子は重い車椅子に比べて操作性が高く、子どもや体格の小さい方でも扱いやすく、推進に必要な力が少なくて済みます。また、介護者にとっても操作が楽です。折りたたんだとサイズが小さく、車のトランクに収納しやすい点も魅力です。
タイプ
軽量車椅子には主に3つのフレーム構造があります。
- リジッドフレーム:最も軽量で、背もたれは折りたたみ可能ですが本体は折りたためません。
- 折りたたみフレーム:本体を真ん中で折りたたむことができ、リジッドフレームよりやや重くなります。
- 調整可能フレーム:背もたれの角度を調整でき、様々な姿勢に対応します。
選び方のポイント
車椅子選びは慎重に行う必要があります。特にケガや手術後は、リハビリの進行に伴い必要な機能が変わることがあります。座面や背もたれの素材・高さ、ブレーキの位置・種類、フットレストの調整範囲など、細部まで確認しましょう。理学療法士や作業療法士に相談すると、長期的に最適な車椅子を選べます。
誤解と真実
「軽量車椅子は耐久性が低い」という誤解がありますが、実際には通常使用に耐える設計が施されています。また「高価すぎる」というイメージもありますが、価格帯は幅広く、手頃なモデルも多数存在します。
