障がい者を床から安全に持ち上げる手順

障がい者を床から持ち上げる際は、相手の尊厳を保ちつつ、両者の負担を最小限に抑えることが重要です。急いで持ち上げたくなる気持ちも理解できますが、まずは怪我の有無や体調を確認し、安全に配慮した動作を心掛けましょう。

持ち上げる手順

  1. 状況を確認する。持ち上げる相手が誰か分かっていれば、体格や体重、既往症を把握できます。見知らぬ方の場合は、まず声を掛けて本人の状態や希望を聞き取りましょう。

  2. 安全を確認し、安心させる。怪我の有無を尋ね、骨折の疑いがある場合は無理に動かさず、助けを呼びます。相手がどれだけのサポートを必要としているか、立ち上がりやバランスの状態を確認し、落下を防ぐための対策を取ります。

  3. 正しい姿勢で手を置く。膝を曲げ、相手の腕の下に手を添えます。正面から持ち上げるか、背後から持ち上げるかは、相手の希望や状況に合わせて選びましょう。落ち着いた声掛けで安心感を与えることが大切です。

  4. 体幹を固定し、足幅を肩幅に保つ。背筋を伸ばし、腹筋に力を入れます。足は肩幅程度に開き、体重は足に均等に乗せます。一気に脚の力で持ち上げ、背中に負担がかからないようにします。

  5. 安全に座らせるか歩行補助具へ移す。椅子や杖、歩行器などが近くにあれば、すぐにサポートできるようにします。相手が安定し、痛みや違和感がないことを確認したら、しばらく側に付き添い、歩行できるか様子を見守ります。

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