補綴のための自宅トレーニングプログラム
補綴前トレーニング
新しい義足・義手を装着する前に、切断した部位の筋力を強化し、体が新しい装具に適応できるようにします。筋肉量が変化すると装具のフィットがずれ、リハビリが困難になるため、傷が閉じたらまずは予備装具を用いて、筋量・感覚・関節可動域(ROM)を高めます。
下肢のトレーニング
義足を装着する場合、適切なフィットのために大腿四頭筋を中心に筋力を高めます。座った状態で足を前に伸ばし、太ももの筋肉を締めながら5秒間保持し、ゆっくり緩めます。左右の脚の筋力は均等に保ち、両側の四頭筋を同時に鍛えるようにしましょう。膝下切断の場合は、膝関節の可動域を保つために、膝を動かすエクササイズも取り入れます。
義足装着後はバランス訓練が重要です。2つの椅子の間に立ち、手で椅子を支えながら左右に体重を移動させ、義足と健側脚のバランス感覚を養います。足幅を肩幅に開き、前後に揺れる練習でもバランスを確認できます。
上肢のトレーニング
上肢切断の場合、義手・義腕をできるだけ頻繁に使用し、慣れを防ぎます。腕を頭上まで持ち上げて前後に動かすことで可動域を広げ、両腕で物を持ち上げる練習で筋力バランスを取ります。指が動く義手を使用している場合は、親指と各指を順に合わせる動作や、一本ずつ指を持ち上げる練習で握り動作を強化しましょう。
