ピペットの校正手順

ピペットは真空を利用して液体を吸引する装置で、実験室や医療現場で広く使用されています。測定精度が求められる環境では、ピペットの校正を定期的に行うことが重要です。以下に、簡単に実施できる校正手順を紹介します。

必要なもの

  • ピペット
  • ビーカー
  • エルレンマイヤーフラスコ
  • 温度計
  • 天秤(重量バランス)
  • ピペットフィラー
  • 筆記用具と紙

手順

  1. ピペットとビーカーを清掃・乾燥させる

    過去使用の残留物が測定に影響しないよう、両方をしっかりと洗浄し、乾燥させます。

  2. エルレンマイヤーフラスコに蒸留水を入れ、15分放置する

    水温が安定したら、温度計で温度を測定します。

  3. ビーカーの質量を測定する

    天秤を使い、ビーカーの質量を0.1 mg単位で記録します。

  4. ピペットで水を吸い取り、ビーカーに移す

    ピペットフィラーで水を吸い、ビーカーに滴下します。再度ビーカーの質量を測定し、差を記録。これを計4回繰り返します。

  5. 測定値の平均を求める

    4回分の質量差の平均を算出します。

  6. 空気浮力補正を行う(デジタルスケール使用時は省略)

    平均質量に 1.06 mg/g を加えて補正します。

  7. 水の密度から体積を算出する

    測定した温度に対応する水の密度を調べ、体積 = 質量 ÷ 密度 の式で平均体積を求めます。

  8. 結果を比較し、ピペットの精度を評価する

    得られた体積と理論値を比較し、校正結果としての精度を確認します。

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