在宅医療介護者が指導する理学療法エクササイズ

在宅医療介護者は、利用者の日常生活に理学療法のエクササイズを組み込みます。筋肉を動かし、伸ばし、強化することで、筋肉や関節の変性を抑制し、怪我の予防につながります。ご家族の介護者が理学療法サービスを提供しているか確認しましょう。

腕・肩

ストレッチハンドブックによると、肩は血流不足により怪我しやすい部位です。高齢者は加齢による変性で肩の筋肉の断裂や捻挫、痛みが多く見られます。肩と腕を伸ばし、強化することで予防できます。座位・立位の肩ストレッチとして、片腕を胸の前に伸ばし三角筋を伸ばす方法があります。また、上部僧帽筋(肩の上部)を伸ばすには、壁に向かって腕をまっすぐ上げ、適度な距離を保ち筋肉が伸びる感覚を得ます。さらに、背中で指を組み、腕を伸ばしながら手のひらを合わせることで肩と腕を効果的にストレッチできます。

背中・首

背中と首の柔軟性を高めるために、やさしいねじりやストレッチ、筋力トレーニングを取り入れます。背骨を伸ばすには、利用者は背もたれのしっかりした椅子に背筋を伸ばして座ります。右腕を左側の背もたれに回し、息を吸いながら背骨を伸ばし、息を吐きながらゆっくりとねじります。反対側も同様に行います。背中のストレッチとしては、うつ伏せに寝て足を揃え、手を胸の横に置き、肩甲骨を引き下げながら上体を持ち上げます。別の方法として、キャット・カウ(四つん這い)エクササイズがあります。息を吸いながら背中を反らせて顔を上げ、息を吐きながら背中を丸めて顔を下げます。

脚・足首

ハムストリングやふくらはぎなどの脚の筋肉は、長いベルトやロープを使い、仰向けに寝て伸ばすと効果的です。ベルトを右足首に巻き、脚をまっすぐ上げて筋肉が伸びるまで保持し、30秒~1分間キープします。同様に左脚でも行います。足首の柔軟性を高めるには、椅子に座って右足を少し持ち上げ、足でアルファベットを書きます。左足でも繰り返します。脚の筋力強化には、エクササイズボールを壁に当て、背中をボールにつけて立ち、足を肩幅に開き、ゆっくりとスクワットし太ももが床と平行になるまで下げ、数回繰り返します。

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