CT(コンピュータ断層撮影)は、X線と高度なコンピュータ処理を組み合わせて体内の断層画像を作成する診断法です。臓器や骨の状態を非侵襲的に評価でき、様々な疾患の診断に用いられます。小児にCT検査を実施する際は、特有の配慮が必要です。
体位の設定
- 検査中はできるだけ動かずに静止する必要があります。長時間露光の写真と同様に、動くと画像がぼやけます。子どもがリラックスできるよう、検査台に乗る前に十分な安心感を与えてください。
音や環境への説明
- 最新のCT装置は比較的静かですが、機械内部でクリック音や金属音が鳴ります。閉ざされた空間と音が子どもを不安にさせることがあるため、事前に音の説明と安心させる声掛けを行いましょう。
造影剤の使用
- 一部の検査では血管内に造影剤を投与し、画像のコントラストを高めます。静脈注射や浣腸で投与され、数分間の顔面紅潮や金属味が生じることがあります。稀にアレルギー反応が起こるため、投与後は数分間子どもの状態を観察し、異常がないか確認してください。
呼吸の管理
- 肺の撮影が必要な場合は、検査中に息を止めてもらうことがあります。6歳以上の子どもは比較的息止めが可能ですが、事前に確認してください。息止めが難しい場合は、ゆっくりとした浅い呼吸で撮影を行い、画像の鮮明さを保ちます。
保護者の同伴
- 保護者は検査室に入って子どもを見守ることができますが、放射線被曝を抑えるために鉛エプロンの着用が必要です。妊娠の可能性がある場合は、代わりに他の大人が同伴してください。
