病院での看護プロトコル作成ガイド
はじめに
国連初代事務総長ダグ・ハマルスキーは「良い看護師の絶え間ない注意は、外科医の大手術と同等に重要かもしれない」と述べました。患者に最適なケアを提供するため、看護師は「プロトコル」と呼ばれる標準的な基準を用いて必要な治療を判断します。プロトコルは患者と看護師の安全を守り、法的リスクも低減します。病院側はこのプロトコルの策定・施行に責任を持ち、全員が安全で健康な環境で働けるようにします。
看護プロトコル作成の手順
1. 委員会の設置
看護師、医師、病院管理者を集めて看護プロトコル委員会を結成します。各自の専門知識を活かし、分かりやすく安全なプロトコルを作成します。ジョージア州保健局では、2年ごとに委員会が集まりプロトコルの見直しと新規作成を行うことが義務付けられています。
2. 標準基準の策定
プロトコルが「看護プロトコル」の定義に合致しているか、法令や病院方針に適合しているか、コスト効率があるかを確認する基準を明文化します。
3. フォーマットの作成
部署が異なっても混乱を防ぐため、統一されたフォーマットを用意します。フォーマットには、状態の定義、要因、症状、身体検査・検査結果、評価、治療計画を明記します。
4. 医療判断と看護技術の区別
薬剤投与のように医療判断が必要な技術と、シーツ交換のように判断が不要な技術を区別します。医療判断は医師のプロトコルに含め、看護師のプロトコルからは除外します。
5. プロトコルの配布
作成したプロトコルは必ず文書化し、シフト中に参照できるよう全病棟・診療科に配布します。
6. オリエンテーションと評価
全看護スタッフが参加する研修を実施し、プロトコルの内容を習熟させます。研修後に理解度テストを行い、習得状況を確認します。
まとめ
看護プロトコルは患者安全と看護師のリスク軽減に不可欠です。適切な委員会運営、標準化されたフォーマット、全職員への周知徹底を通じて、効果的なプロトコルを構築しましょう。
