小児腫瘍学の定義

小児科は子ども(0〜18歳)を対象とした医学の分野です。一般的な小児科医は健康診断や成長管理を行うほか、特定の専門領域に進むこともあります。その一つが小児腫瘍学で、子どもに発生するがんの診断・治療を専門とします。

研修制度

米国で小児腫瘍学医になるには、まず学部卒業後に医学部に進学し、医学博士号(MD)を取得します。卒業後は3年間のレジデンシー(研修医)を完了し、一般診療医または小児科医として働くか、さらに3年間のフェローシップで腫瘍学などの専門分野を学びます。小児病院と成人病院のいずれで研修するかにより、小児科医か成人医になるかが決まります。また、米国医師会(AMA)の認定試験に合格し、医師免許を取得する必要があります。

小児がんの種類

がんは年齢に関係なく発症しますが、子どもに多いがんとしては白血病、神経芽腫、脳腫瘍、リンパ腫、骨肉腫、網膜芽細胞腫、生殖細胞腫瘍、腎芽腫などがあります。中でも白血病と脳腫瘍は発症率が高く、10万人あたり約5〜15例とされ、小児腫瘍学全体の約半数を占めます。

治療法

がんの治療は診断時期や腫瘍の部位・進行度に応じて、外科的切除、化学療法、放射線療法、骨髄移植などが組み合わされます。近年は正常細胞への影響を最小限に抑える標的薬や免疫療法の研究が進んでおり、治療効果の向上が期待されています。

予後

早期に発見された場合の予後は比較的良好で、治療の進歩により2003年時点での5年生存率は約80%に達しています。ただし、がんの種類やステージにより予後は大きく異なるため、正確な見通しは担当医師が個別に評価します。

主な小児がん専門病院

U.S. News & World Report によると、がん治療で評価の高い小児病院は以下の通りです。

  1. セント・ジュード小児研究病院(St. Jude Children’s Research Hospital)
  2. フィラデルフィア小児病院(Children’s Hospital of Philadelphia)
  3. ボストン小児病院(Children’s Hospital Boston)
  4. シンシナティ小児医療センター(Cincinnati Children’s Hospital Medical Center)
  5. テキサス小児病院(Texas Children’s Hospital)

各施設の詳細は公式ウェブサイトや医療情報検索エンジンで確認できます。

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