病院ベッドの安全対策

病院ベッドは患者と介護者のサポートを目的に設計されていますが、特に幼児・高齢者・虚弱者・混乱状態にある患者は危険にさらされやすいです。米国食品医薬品局(FDA)は、1985年から2009年の間に病院ベッドに起因する死亡事故が480件、負傷または未遂事故が300件以上報告されているとしています。以下の簡単なチェックリストを実践すれば、事故の予防につながります。

適切な設置

病院ベッドはフレーム、マットレス、ベッドレールの最低3要素で構成されます。各部品は同一メーカーのもの、もしくは相互に互換性があることを確認してください。マットレスがフレームより大きすぎたり小さすぎたりすると、隙間ができて患者がはまり込む危険があります。

ベッドレールの安全確認

レールが正しく取り付けられていないと、患者がはめ込まれるリスクがあります。レールとマットレス、またはレールとベッド端部の間に大きな開口部がないか必ずチェックしましょう。頭部・首・胸部がはまり込むと重傷につながります。患者がベッドの出入りの際にレールを乗り越えたり回り込んだりしないよう配慮してください。

火災安全

多くの病院ベッドは電動でマットレスの高さを調整できますが、電源コードが摩耗したり過熱したりすると火災の原因になります。コードやモーターにひび割れや過熱の兆候がないか定期的に点検し、延長コードや電源タップではなく壁のコンセントに直接差し込んで使用してください。ベッド周辺はほこりを取り除き、シーツやブランケットが電源部に触れないようにしましょう。

身体拘束の使用

意識が混乱していたり、自己の動きを制御できない患者には一時的に胸部や四肢の拘束が必要になることがあります。拘束を使用する際は、窒息やベッドレールからの落下、ベッドレールとマットレス間へのはまり込みを防ぐため、常に患者を観察し続けることが重要です。介護者や家族は、拘束のリスクとメリットを慎重に評価してください。

事故防止のための定期点検

上記の項目はすべて、定期的に点検し、摩耗や破損がないか確認してください。患者がベッドにはまり込んだ経験がある場合は、直ちに対策を講じて再発を防止します。ベッドの高さは患者が最も快適に過ごせる位置に調整し、薬剤や体調の変化に応じて設定を見直すことも必要です。

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