核PETスキャンの副作用と対処法

核医学におけるPET(陽電子放射断層撮影)スキャンは、がんや心疾患など様々な疾患の診断・治療に利用されます。検査前に少量の放射性医薬品を静脈注射、経口、または吸入させ、体内の臓器や組織を画像化します。ほとんどの患者は副作用を感じませんが、稀に以下のような症状が現れることがあります。

不快感

放射性医薬品を静脈に注射する際、針刺し感や軽いチクッとした感覚を覚えることがあります。また、注射部位が一時的に冷たくしびれるように感じることや、痛みが数時間で収まる程度の違和感が報告されています。検査の一部では膀胱にカテーテルを装着することがあり、これも一時的な不快感や圧迫感の原因となります。

閉所恐怖症(狭所恐怖症)

PETスキャナーは円筒形のトンネル状の装置で、閉所恐怖症の患者は息苦しさや心拍数の上昇、血圧上昇を感じることがあります。強い不安が予想される場合は、検査前に鎮静剤を投与し、落ち着いて検査を受けられるよう配慮します。

アレルギー反応

放射性医薬品に対するアレルギーは稀ですが、過去に核医学検査で副作用を経験したことがある人は医師に必ず伝えてください。検査前に医師が体調を確認し、注射後約1時間で体内を循環するため、呼吸困難、発疹、じんましん、腫れなどの症状が現れた場合は直ちに医療スタッフに知らせる必要があります。

妊娠・授乳中の注意点

妊娠中または授乳中の女性は、胎児や乳児への放射線影響を避けるため、原則としてPETスキャンは控えます。どうしても検査が必要な場合は、医師がリスクとベネフィットを慎重に比較検討します。ブリガム・アンド・ウィメンズ病院では、放射性医薬品投与後36時間は授乳を中止することを推奨しています。

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