ICD-10でのコーディング方法

ICD-10-CM(国際疾病分類第10版臨床修正版)は、2013年10月1日に従来のICD-9-CMに取って代わります。医療コーダーは、医師や医療従事者が記録した患者の状態をアルファベットと数字のコードに変換し、保険請求に使用します。ICD-10-CMはICD-9-CMと比べてコード数が5倍以上に増え、構造や規則も大きく異なるため、習得には新しい方法を理解することが重要です。

必要なもの

  • ICD-10-CM 書籍(全3巻:第1巻 タブラーリスト、第2巻 インストラクションマニュアル、第3巻 アルファベット索引)

手順

  1. American Medical AssociationやMedical Arts Pressなどの販売元、またはインターネットでICD-10-CM書籍を入手します。コード化には第1巻と第3巻を併用する必要があります。

  2. ICD-10-CMがICD-9-CMとどのように異なるかを学びます。コードは3~7文字で構成され、必ず英字で始まります(大文字小文字は区別しません)。一部の診断(「M」「O」「R」「S」「T」「V」「W」「X」「Y」から始まる)では7文字目が必須です。ICD-9-CMの「V」コードは「Z」コードに、 「E」コードは「V」~「Y」コードに変わります。

  3. Centers for Medicare and Medicaid Services(CMS)のウェブサイトで「General Equivalence Mappings(GEM)」を確認します。このツールはICD-9-CMからICD-10-CMへの変換を支援し、双方向の対応表を提供しますが、1対1の対応は少なく、1つのICD-9-CMコードが複数のICD-10-CMコードに対応することがあります。

  4. ICD-10-CMコードは非常に詳細です。例として手首の骨折を考えます。ICD-9-CMでは「841.00」(手首の骨折、詳細不明)ですが、ICD-10-CMでは「S62.109A」(手首の特定されていない骨折、初診・閉鎖骨折)が最も近いコードです。右手首の場合は「S62.101A」、左手首は「S62.102A」、指定なしは「S62.109A」と、6桁目が左右を示し、最後の「A」は初診を意味します。

  5. 解剖学の知識を深め、医師の記録が具体的であることを確認します。CDCのウェブサイトで「ICD-10-CM Official Guidelines for Coding and Reporting」を参照し、頻繁に使用する診断コードのチートシートを作成します。また、提供者のドキュメント品質を評価し、必要に応じて報告改善計画を立てます。

医療請求(レセプト) - 関連記事