医療請求で使用されるHCPCSコードとは?
HCPCSコードとは
HCPCSはHealthcare Common Procedure Coding System(医療共通手順コード体系)の略称です。医療手技、医療用品、サービスを特定し、保険会社やその他の支払者への請求・償還に利用される英数字コードの集合です。
管理主体と他コードとの関係
HCPCSコードは米国メディケア・メディケイドサービスセンター(CMS)が策定・維持し、医師の診療行為を表すCurrent Procedural Terminology(CPT)コードと併用されます。
レベル別分類
HCPCSコードは大きく2つのレベルに分かれます。
レベルⅠ(Level I)
レベルⅠはCPTコードと同一で、米国医師会(AMA)が定めた医師の診療行為を記述します。
レベルⅡ(Level II)
レベルⅡはCPTに含まれない項目を対象とし、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など非医師の専門職が提供するサービスや、医療機器・薬剤などを表します。
主な利用者
HCPCSコードは以下のような医療機関・組織で広く利用されています。
- 病院
- 診療所
- 医師事務所
- 外来手術センター
- 在宅医療事業者
- 耐久医療機器(DME)供給業者
- 薬局
請求・償還における重要性
正確なHCPCSコードの使用は、医療提供者が提供したサービスや用品に対して適切に支払いを受け、患者が受けていないサービスに対して請求されないようにするために不可欠です。
代表的なコード例
A4650 – 理学療法評価
G0289 – 完全血球計算(CBC)
J7000 – 酸素濃縮器
L3649 – アセトアミノフェン錠
コードの入手方法
HCPCSコードはCMSが毎年発行するHCPCSコードブックに掲載されています。ブックにはコード一覧と解説、使用上の注意が記載されています。また、CMS公式ウェブサイトなどオンラインリソースでもコードを検索できます。
