CPTコードの正しいコーディング手順

Current Procedural Terminology(CPT)は、医療サービスや治療・手術に数値コードを付与し、追跡や請求に利用する体系です。CPTコードは医師や医療機関が保険者に請求する際に使用されます。

CPTの概要

CPTコードは、医療共通手続きコード体系(HCPCS)のレベルⅠに属し、米国医師会(AMA)が著作権を保有し唯一の出版元です。毎年改訂され、診療内容の変化や不要コードの削除、既存コードの詳細化が行われます。

コードは5桁で構成され、例として「24500」は「上腕骨骨折の閉鎖的治療(操作なし)」を示します。

CPTは医師が提供するサービスに限定され、医師以外の供給者が請求する医療品・サービスはHCPCSレベルⅡでカバーされます。

CPTコーディングの目的

CPTの目的は、診療・手術内容に適切な数値コードを割り当て、保険者が提供者に対して正確に払い戻しできるようにすることです。

コーダーは、可能な限り包括的なコードを選択すべきです。場合によっては1つのコードが複数の手技を含むことがあります。

CPTはどこで使用されるか

CPTコードは主に外来診療や医師事務所で使用される手技・サービスコードです。

MedicareやMedicaidなどの保険者は、すべての請求書にCPTコードの記載を求めています。

CPTコードの構成

CPTコードは、麻酔、外科、放射線、内科、病理などの医療分野ごとに整理されています。また、診療・管理(Evaluation & Management)用のコードセットもあります。

コードブックのアルファベット索引は、手技・サービス、解剖部位、病態などの主要語で構成され、下位語として部位やコード範囲がインデント表示されます。

例として「腹腔鏡下手術(laparoscopy)」の項目下に「腹部」「副腎」「副腎摘除術」などが並び、該当する解剖部位を選択して適切なコードを探します。

CPTコード割り当てのための文書レビュー

正しいCPTコードを割り当てるには、提供者の診療記録を詳細に確認する必要があります。コーダーは患者の健康記録に記載された治療・手術内容を精査します。

CPTコードの使用方法

文書レビューで対象サービスが特定できたら、コードの割り当てを行います。多くの医療機関はコード割り当て支援ソフトを導入していますが、コーダーは常に正しいコーディング手順を理解しておく必要があります。

コードブックを使用する際は、アルファベット索引だけでなく、索引で見つけた用語のコード範囲を本体で確認してください。書籍内には特定コードに関する注記があり、適切な割り当ての判断材料となります。

例として、下腕部のCT撮影は索引で「73200‑73206」の範囲が示されます。実際のコードは本体で確認し、造影剤使用の有無や画像の「後処理」有無に応じた細分化コードを選択します。

不適切または不完全なコードを使用すると、保険者からの請求却下(デナイル)につながります。

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