コーディング時に確認すべき医療記録の文書は?

医療コーディングを行う際には、患者の診断・治療内容を正確に把握するため、医療記録のさまざまな文書を確認する必要があります。以下に主要な10項目を紹介し、レビューすべきポイントを解説します。

1. 主訴(Chief Complaint)

患者が受診した主な理由が簡潔に記載されています。主診断を特定するために必ず確認します。

2. 現病歴(History of Present Illness:HPI)

症状の発症時期、持続時間、重症度、部位などが詳細に記載されています。追加の診断や主診断の根拠を探ります。

3. 既往歴(Past Medical History:PMH)

過去の疾患や治療歴が一覧化されています。併存症が現在の診断や治療に与える影響を把握します。

4. 社会歴(Social History:SH)

職業、趣味、生活習慣など、患者の生活背景が記載されています。病態に関与する可能性のある要因を確認します。

5. 身体診察(Physical Examination:PE)

バイタルサインや全身・各部位の所見が記録されています。診断を裏付ける異常所見の有無をチェックします。

6. 検査結果(Laboratory Tests)

血液検査、尿検査、画像検査などの結果がまとめられています。異常値や所見が診断にどう関係するかを確認します。

7. 画像診断(Imaging Studies)

X線、CT、MRI などの画像結果が記載されています。構造的な異常や病変の有無を把握します。

8. 手術記録(Operative Reports)

実施された手術や処置の詳細が記載されています。手術内容が診断や治療計画にどう影響するかを確認します。

9. コンサルテーション報告(Consultation Reports)

他科・他専門家からの所見や診断が記載されています。追加の診断や治療方針の根拠として活用します。

10. 退院サマリー(Discharge Summary)

入院中の診断、治療経過、予後が総括されています。情報の正確性を最終確認し、見落としがないかチェックします。

これらの文書をすべて精査することで、患者の病歴と現在の状態を包括的に把握でき、正確なコード割り当てが可能になります。

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