MRI装置は誰が発明したのか?
MRI(磁気共鳴画像法)は、アメリカの放射線医学者レイモンド・V・ダマディアン(Raymond V. Damadian)によって発明され、1977年に初めてヒトに対して実施されました。ダマディアンは実際の技術自体を開発したわけではありませんが、臨床医療への応用を最初に実現した人物です。
歴史
ダマディアンは医師としての診療よりも研究に専念し、数千万人の命を救える可能性に注目しました。1978年に自らの会社FONAR社を設立し、商用MRIスキャナーの製造を開始しました。
意義
MRIは放射線を使用しない非侵襲的検査で、従来のX線撮影よりも高い診断精度を提供します。
仕組み
磁場とラジオ波を利用して体内組織の水素原子を励起し、信号を画像化します。この画像は腫瘍や血流の異常など、病変部位の検出に活用されます。
タイプ
従来型のMRIは大型の円筒形スキャナーで、患者はテーブルに乗って装置内部へスライドします。一方、オープン型MRIは閉所恐怖症の患者や体格の大きい患者向けに開放的な構造を持ち、快適に検査が受けられます。
メリット
検査は騒音が大きいものの痛みはなく、断面画像だけでなく三次元画像も取得できるため、詳細な診断が可能です。
注意点
検査前に患者はペースメーカー、血管クリップ、ピン、IUD(子宮内避妊具)などの金属インプラントの有無を放射線科医に伝える必要があります。また、ジュエリーやベルトのバックルなど金属製品はすべて取り外してください。
