コンピューテッドラジオグラフィ(CR)とは?
重要性
コンピューテッドラジオグラフィの開発により、医療・歯科分野での検査・診断・治療がより安全かつ情報量豊富になりました。宇宙機産業や自動車製造などの安全試験、芸術作品の非破壊検査、考古学における遺物解析にも利用されています。
機能
1885年に発明された従来の放射線撮影はフィルムに画像を記録しますが、コンピューテッドラジオグラフィは蛍光体プレートに画像を蓄積し、レーザーで走査してデジタルデータに変換します。画像は直接コンピュータへ送られ、暗室や現像工程が不要です。
特徴
機器は携帯型スキャナから1時間に200枚以上処理できる大型床置き装置まで様々です。システムはスキャナ、ディスプレイ、キーボード、コンピュータで構成され、病院では患者待機エリア、X線室、スキャナ・プロセッサが配置されます。CT装置と併用する場合は、画像処理フローが連携できるよう配置されます。
利点
デジタル画像により、従来の複数撮影が不要となり、放射線量が減少します。画像は繰り返し閲覧しても劣化せず、より高精細で位置合わせ精度が向上するため、再撮影の回数が減ります。
将来性
1990年代後半に登場したデジタルラジオグラフィ(DR)は解像度が高く処理が速いものの、既存のX線装置を使用できず、装置ごとに専用室が必要です。一方、CRは1台で4つのX線室に対応でき、導入コストはDRの約1/3です。今後、コストと柔軟性の面でCRが選ばれ続ける可能性があります。
