PPO(Preferred Provider Organization)保険とは何か

ネットワーク

PPOの最大の特徴は「優先プロバイダー」ネットワークです。保険会社はこのネットワーク内の医療機関と診療費を交渉し、費用を抑えます。その代わり、医療機関はPPOからの患者を確保でき、競合他社へ流れる可能性が減ります。ネットワーク内の診療は、診療時にコペイ(自己負担額)を支払う形になることが多く、定期的な診察をカバーするプランもあります。

HMOsとの比較

HMOsは一般的に保険料が安く抑えられますが、柔軟性は低めです。HMOではプライマリ・ケア・physician(主治医)を選び、専門医への紹介は必ず主治医を経由しなければなりません。一方、PPOではネットワーク内の医師を自由に選択でき、好きなタイミングで別の医師に変更することも可能です。

ネットワーク外カバレッジ

HMOではネットワーク外の医師は基本的にカバーされず、全額自己負担となります。PPOはネットワーク外の診療でも保険金が支払われますが、カバー率は低くなります。一般的にネットワーク内は80%程度、ネットワーク外は60%程度が目安です。

保険料と免責額

PPOは保険料が高めで、さらに免責額(デダクティブル)も設定されています。医療費が免責額に達するまで自己負担し、その後は保険が支払われます。保険料が低いプランは、免責額が高く設定されていることが多く、実際に病気になった際の総コストはHMOsよりも高くなる傾向があります。

健康貯蓄口座(HSA)

高免責額プラン(HDHP)を採用したPPOでは、健康貯蓄口座(HSA)を利用できます。HSAは税金がかからずに医療費のための資金を貯められ、引き出し時も非課税です。65歳以降は罰則なしで引き出せ、未使用の資金は口座内で投資運用され、税金なしで増やすことが可能です。ただし、65歳未満での引き出しは税金と罰則が課せられます。

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