医師(GP)になるために必要な科目と研修は?
米国で一般診療医(GP)になるために必要な学科や研修は、国によって異なります。以下に米国と英国の主なルートを紹介します。
米国の場合
医大入学前に、理系(生物学、化学、物理学など)の学士号を取得し、MCAT(医学院入学試験)で高得点を取る必要があります。GPAも重要です。
医大では4年間のカリキュラムを修了します。前半2年間は解剖学、生理学、薬理学など基礎医学を学び、後半2年間は病院や診療所での臨床ローテーションを行います。
卒業後は、Family Medicine(家庭医学)分野の3年間のレジデンシー(研修医)を受けます。ここで幅広い診療スキルを習得し、全世代の患者に対する総合的なケアを学びます。
研修修了後、USMLE(米国医師免許試験)に合格すれば医師免許が取得できます。その後、個人開業、病院、クリニック、地域保健センターなどで働くことが可能です。
英国の場合
英国では5年間の医学部学位(MBBSなど)を取得し、卒業後に2年間のFoundation Programme(基礎研修)を経験します。この期間にさまざまな診療現場で指導医の下で実務を行います。
Foundation Programme修了後、MRCP(Member of the Royal College of Physicians)試験に合格すると、GPトレーニングへの応募資格が得られます。
GPトレーニングは通常3年間で、教室での講義と臨床ローテーションが組み合わさります。小児科、産科・婦人科など複数の専門科をローテーションしながら、プライマリ・ケアの実務を学びます。
トレーニング修了後、MRCGP(Membership of the Royal College of General Practitioners)試験に合格すれば、GPとしての免許が取得できます。以降は個人診療所、ヘルスセンター、病院などで診療が可能です。
要するに、GPになるためには大学での理系学位取得、医学校での4〜5年の学習、臨床研修、そして各国の医師免許試験に合格することが必須です。
